Saori in her 40s in Tokyo

ライター土谷沙織 が40歳になった記念に始めた雑記ブログ

映画『Suspiria』は、歴史・宗教・ダンス全部盛りホラー

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結構気持ち悪いし、ずっと重いので体調のいい時に観た方がいいかも

少し前に見た映画の振り返りを。ダコタ・ジョンソンが好きなのと、昔のドイツを意識したグラフィックデザインに惹かれて観た映画。

 

ホラーという括りで片付けられない、何とも複雑でヒストリックな面白い映画でした。1970年代のドイツが舞台というのもあって、全体に漂う空気は重め。

 

主人公は舞踏家集団の一員なのですが、そのダンスがピナ・バウシュ的な肉体に魂を乗せて200%フル活用みたいなダンスな訳です。ほぼ裸みたいな衣装で肩甲骨グニャグニャしまくりで踊る姿が、「美しい」とは感じられず、「ど迫力だな」という印象でした。あっち系のダンスって、キレイとか、そういうんじゃなく、あくまでエモーショナルな何かを感じろ!というものなんだと思います。うん、嫌いじゃないです。

 

ドイツに親しい友人がいたり、ナチについてたまに語ったり、実際に私もベルリンに行ったりしているので、空気感というのはかなりリアルに感じることができた気がします。歴史的な背景とか、宗教についてとかをある程度知って観ると、もっともっと深読みできて面白いんだろうな。

 

いちばんのショックは、私が好きすぎてほぼ毎日サントラを聞いている映画『Call me by your name』の監督ルカ・グァダニーノ氏の最新作だと知ったこと。

 

まじか!違いすぎるやろ!切なさとかそういうのはどこにいったん?と、イタリアでの甘く切ない男同士の恋愛を描いた前作とは、方向性も何もかも違う思い切った内容でした。

 

これはなかなか、深読みしがいのある面白い映画だったと思います!