Saori in her 40s in Tokyo

ライター土谷沙織 が40歳になった記念に始めた雑記ブログ

思いがけない好かれ方に救われる時ってある

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人気でも有名でもないけれど、必要とされること

昨年は死者が出るほどの大雪に見舞われ、街全体が疲弊していた私の地元・福井県ですが今年は、暖冬のせいでほとんど雪の心配をせずに冬を越そうとしているそうです。

 

そんなこんなで、昨年の大雪トラウマから抜け出し、

奇祭・左義長まつりもあることで、ようやくこの土日から実家のカフェを再開したそう。

 

商店とか飲食店っていうのは、簡単に休んだりイレギュラーな営業の仕方をするもんじゃない、と私は個人的に思っています。アテにして来てくれる人をがっかりさせてはいけないし、無駄足を踏ませてはいけないから。でも、いろんな事情があって、そうは言っていられない時もあるわけで。そういう時に、お客さんが離れていってしまうのは仕方がないことだと思います。

 

24時間営業とか、フルサポートとか、返品可能とか、いろんなお客さん目線のサービスが充実している今、営業側の都合っていうのはあまり出しちゃいけないムードになりがちです。でも、人間だから無理な時ってある。無理してやって、追いつめてしまうときもある。作って、売っている側も人間なんだから、お金のやりとりがあっても、俯瞰で見た時に対等な関係性というのは忘れてはいけないと思います。

 

というわけで、久々の営業で、お客さんの7割がお祭りに来た観光客の方だったそう。途中、若い女の子が嬉しそうに入ってきて、満面の笑顔で「また営業されているんですね」と言ってきたそう。その子は、常連さんのお嬢さんでした。「お母さんに伝えなきゃ」と、すっごい、本当にすっごい笑顔だったんですって。

 

私はそのエピソードを姉から電話で聞いて、泣けるなーーーって思いました。うちなんかのお店の再開を待ってくれてる人が居たんだと思うと、ありがたすぎて。いろんな事情があるにせよ、わがままにイレギュラーな休みをとり、いつ再開するかもわからないお店のことを、どっかでアテにしてくれていたということが、本当にありがたい。弱小の田舎カフェの存在意義って、もうそういうことでいいんじゃないかと、私は胸がぎゅーっとなりました。

 

来てくれるお客さんを裏切っちゃいけないね。「お客様は神様です」には、私は同意できないけれど、お客さんを大切にしたい、喜んでもらいたい、と本当に思う。

私も仕事をする人として初心にかえろう。そんなことを思った週末でした。