Saori in her 40s in Tokyo

ライター土谷沙織 が40歳になった記念に始めた雑記ブログ

会話のケミストリーで新たな自分を見つける

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ひとりぼっちの味って、そんなにしょっぱくない

この間、かなり前から知っている間柄だけど初めて二人でご飯を食べよう、という友人とかれこれ5時間以上しゃべり倒したということがありました。そんなに長時間おしゃべりしていても、全然疲れることなく、話題を探すこともなく、いろんな角度の話ができて、すごい面白かったのです。大人っていいな、と思った時間でありました。

 

さて、その時の会話で、自分でもびっくりしたことがあるんですが、小学校高学年の時にいじめにあっていた話をしていて、私は「いちばんひとりぼっちでいることが恥ずかしい時に、ひとりだったんだよね」と言ったのです。そんなこと、その会話をするまで口にしたことがなかったんですが、あまりにも的を得ているというか、当時の心情を言い得ている表現で、自分でも驚いてしまったのでした。だから2回くらい繰り返したと思います(笑)。

 

人との会話って、本当に脳みそを刺激するのだなと改めて思いました。30年以上前の自分のことを整理して、新しい光が当たって、ぴったりの言葉を探し当てる。もしかしたら今の自分から見てそれがぴったりなだけであって(記憶は微妙に塗り替えられていて)実はもっと違うニュアンスだったかもしれないけれど、今の自分とかけ離れた感情が面白いなって思ったんです。

 

ひとりぼっちが恥ずかしかった自分。

 

私はそこから随分遠くまで歩いてきました。もちろん、ひとりは寂しいし、時々ひどく苦しいし、すぐ無気力になるし、本当に孤独だけれど、今の私にとって恥ずかしいことではないです。ひとり遊びが得意で、ひとりでいることのベネフィットが多いタイプだからかもしれないけれど。

 

いじめられていた10歳、11歳の頃の私は「あたまを下げてまで仲良くしてほしい子はこのクラスにはいない」と思っていました。実際、ものすごい意地とプライドで小学校高学年のあの頃は欠席ゼロを通しました。「いじめられたから、無視されたから、居場所がないから学校に行かないなんて負け」。そう思っていたのです。でも、本当は心底、いじめられて友達がいない自分が惨めで恥ずかしかった。・・・そりゃあ、変わり者に成長しちゃいますわなぁ。

 

でも、全く好きじゃないクラスメイトたちに友達になってもらわなくて良かった、と心から思います。あそこで折れて自分をごまかしていたら、私は別人になっていただろう。私は、今の自分がそんなに嫌いじゃないんです。悩み多き40代ではあるけれど、おおむね楽しく自分らしく生きていると思えるから。